口腔内の良性・悪性腫瘍
口腔は消化器の入口で、舌や口腔粘膜に腫瘍ができることがあります。
そのほとんどのものが特殊な装置を用いず肉眼で発見できるという特徴があります。
口腔内悪性腫瘍の発生頻度は全悪性腫瘍の2%前後です。
発生部位は、上下顎歯肉、舌(辺縁部に多い)、口腔底、頬粘膜、口蓋(上あご)の順に多く発生します。
原因は不明な場合が多いですが、義歯、金属冠などでよく傷ができるところや喫煙は原因になり易いとされています。
腫瘍の疑いのある腫瘤、潰瘍等は前述したように直接肉眼で確認できますので患者様ご自身で疑問に思われた場合はご相談ください。
明らかに正常な状態、他の良性疾患、外傷等以外で腫瘍の疑いのあるものは速やかに専門の医療機関に紹介させていただきます。
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右下奥歯肉の潰瘍を主訴に来院された方です。
大学病院口腔外科へ紹介しました。右は術後の写真です。