小児歯科詳細
小児のむし予防のポイントは、保護者の方です。乳児から幼児の間に、むし歯の原因菌であるミュータンス菌が家族から赤ちゃんに感染してしまうと(ほとんどはお母さんからです)、その子は一生ミュータンス菌が口の中にすみついてしまいます。
つまり、乳児から幼児の間にミュータンス菌を増やすことなく過ごすことができて、さらにきちんと歯みがきができるようになれば、むし歯になりにくいお口の状態のまま成長できるということです。
「乳歯は永久歯に生え換わるわるから、むし歯になっても大丈夫!」
この考えは大間違いです!
お子様の歯がむし歯になっても、「まだ乳歯だし、いずれ永久歯に生え変わるから、むし歯になっても大丈夫だろう」と、お子さんのむし歯をまったく気にしなかったり、放ったままにしてしまう保護者の方がいます。
でも、1本1本の乳歯の下には永久歯はもうちゃんとかたちができていて成長し続けています。
乳歯をむし歯にしてしまうと・・・
・乳歯が大きく崩壊したり、自然に永久歯に生え換わる時期よりも早く抜けてしまうと、隣の歯が倒れて(寄って)きて、永久歯の生えるスペースを奪ってしまうことがあります。そうなると、後から永久歯が生えてこられなくなったり、変な位置に生えて…など、歯並びが悪くなってしまいます。
・乳歯が大きなむし歯になると、その下の永久歯の質が弱くなって、一生むし歯で苦労することがあります。
お子様自身は、むし歯のこわさやその苦労を知りません。大切なお子様にあの苦労をさせないように、保護者の方がわが子の歯を守ってあげてください。