MFT
MFT(myofunctional therapy:口腔筋機能療法)は嚥下時の正しい舌の動き、安静時の正しい舌位や 咀嚼、嚥下、安静時の舌や口唇を正しい位置にするために口腔周囲筋を協調させる療法です。
この療法の最終目的は、日常生活の中で嚥下時、安静時の舌、口唇の正しい姿勢位を意識して獲得し舌や口腔周囲筋を協調させる口腔内の環境づくりをすることです。
歯に対する矯正治療が終わると歯並びやかみ合わせはとてもよくなりますが悪い口腔習癖があると少しずつ後戻りしだします。もともとその口腔習癖が原因で不正咬合を起こすことが多く(不正咬合の15%が口腔習癖が原因と言われています)それだけでなく咀嚼、嚥下、発音、呼吸、表情の表出等の機能に影響を及ぼします。矯正治療は歯(硬組織)だけでなく舌、口唇等の筋(軟組織)にたいしてもアプローチしなくてはならないのです。
当院では矯正治療と並行しMFTで口腔周囲筋のトレーニングを行っています。
口腔習癖(不正咬合の原因となるもの)
指しゃぶり、爪かみ、舌突出癖(嚥下時に舌が出る)、口呼吸、咬(吸)唇癖(口唇をかんだり吸ったりする)
態癖として頬杖
口腔習癖と不正咬合
舌突出癖
![]() 開咬 |
![]() 歯の傾斜 |
![]() 開咬 |
![]() 下顎前突 |
爪かみ
![]() 歯の傾斜 |
咬唇癖
![]() 歯列の空隙 |